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カテゴリー : 2011年 世界一周クルーズ

タイトル : ただいま、にっぽん。

横浜港へ「世界一周クルーズも残すところ、あと2時間となってしまいました」
午前8時、八点鐘の挨拶で番留誠キャプテンが言いました。

「八点鐘とは、操舵室にある鐘を八回鳴らすことです」
今クルーズの初日に番留キャプテンがそう説明してから、気づけば90日以上が過ぎていました。
その2時間後。7月10日の午前10時に、にっぽん丸は横浜港へ、翌日には神戸港へと入港いたしました。

おかえり!初めは長いと思うけど、終わってみたらあっという間、とは良く聞く意見ですが、
まさにその通りで、最後の一週間は来る別れを惜しむように、皆様互いにそう呟いていました。
あっという間と言えど、思い返せば本当に沢山の楽しかった出来事が蘇ってきます。

4月には、真下に出来た影やグリーンフラッシュに驚きました。
5月には、寄港地が続き、大きなパエリアや仮装をして盛り上がりました。
6月には、パナマ運河を抜けてメキシコやグアテマラという未知の世界を訪れました。
7月、つい一週間前に行われた餅つき大会さえ昔のことのように感じます。

前半に寄港したシンガポールや南アフリカは、今では遙か遠い昔の出来事のよう。
その頃に知り合ったお客様は、それこそ遙か昔から知り合いだったような気がしています。
見知らぬ人同士だった私たちですが、いつの間にか挨拶を交わし、雑談をして、船内イベントをご一緒するうちに
とても素晴らしい想い出を共有させて頂いたのだと、いま改めて実感しています。

海の上のステージ出会いと出会いと出会い。
長い人生の中でかけがいのない素晴らしい時間でした。
これほど濃密な時間は、今までもこれからもなかなか無いのではないでしょうか。
日本に戻ってきて、にっぽん丸で過ごした3ヶ月が夢だったようにさえ思えます。

これからいつものように朝がきて、いつものように夜がきて、
この大切な記憶が薄れていってしまわないようにと願いこの記事を書いています。
あの日に見た星空。あの日に見た太陽、雲、月を忘れないように。

虹のトンネル皆様、今回のクルーズはいかがでしたでしょうか。
大きな事故もなく、海も荒れることなく無事に戻って来られました。
とりわけ寄港地での天候にも恵まれたのは、非常に幸運でしたね!

最後にこの場を借りて、皆様に御礼を申し上げます。
本当に素敵なお客様ばかりでご一緒できた事を光栄に思っています。
皆様と一緒に笑った時間、にっぽん丸という空間で共に過ごした時間は人生の宝物です。
3ヶ月間おつかれさまでした、また本当にありがとうございました!
そして、いつかまたにっぽん丸で再会出来ますことを、乗組員一同楽しみにしております!

写真・文 : 中村風詩人

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タイトル : 見上げてごらん夜の星を

にっぽん丸の☆空7月9日。グランドフィナーレから一夜が過ぎた夜。
にっぽん丸から眺める最後の星空は、手に取れそうなほど近くに瞬いているよう。

一昨日は七夕。雲一つない夜空を渡る小舟を探しました。
天候に恵まれた今航海、にっぽん丸の姿を小舟に重ねて見上げます。
「あ、流れ星」周りの声で振り返った後方の星空。折しも流れ落ちたあとの空。
もうこの星空を見るのも今日が最後です。

太陽への船出7月10日。一夜が明け、早朝の日の出に向かって船は進みます。
にっぽん丸から見る最後の日の出、その先には横浜港があります。

おはたい最終日の朝も開催されました、おはよう体操です!
スポーツデッキに入りきらないほどのお客様はリドテラスからもご参加。
最終日ながら総勢50名を超えるお客様、スタッフが身体を伸ばします。

「皆さん本当によく頑張ってくれました!」
シートのスタンプを見ると、多くの方が皆勤賞!
高橋恵子インストラクターも笑顔の卒業証書を皆様に贈りました。

写真・文 : 中村風詩人

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タイトル : 2011年世界一周クルーズ グランドフィナーレ

エンターテイナー開会の挨拶、講師の紹介が終わると何やら緊迫した音楽が聞こえてきました。
颯爽と登場するマジシャンのケイトオカさんとみかんさん。
いつの間にか会場に現れたダンボール箱に刀剣を差し込みます。

「助けてくれ〜、痛いよ〜」
どこからか聞いたことのある叫び声が聞こえてきました。
ダンボール箱から救出されたのは、ご存じ内山勝美クルーズコンシェルジュです。

会場から響く笑い声。とても暖かいムードの中、グランドフィナーレの幕開けです。
タンゴクリスタルの皆様、歌手の小島りち子さん、そして、クラリネット奏者の北村英治さんと、
次々に豪華キャストを迎えてのコンサートが開かれていきます。

「それでは、皆様とご一緒したクルーズスタッフをご紹介します!」
ムードが一変、会場が陽気な雰囲気に包まれると高橋恵子先生が踊りながらご登場。
スタッフ一同から手を挙げてのご挨拶、皆様本当にお世話になりました!

そしてマイクは次に登場した藤川悟ツアーディレクターに渡されました。
耳に心地よい優しいアクセントのご挨拶、もちろん得意の冗談も効かせて会場と一体になります。
お世話になったメンバーは、この他にも沢山。次々と登場するエンドロールでおおくりします。

ギャレーチーム総勢甲板部、機関部、無線部、医務部、バトラーチーム、セールスチーム、バーチーム・・・。
日頃それほど目にすることのない何百名というスタッフを前に、客席からは歓声があがります。
中でもステージに乗り切らないギャレーチーム(料理部)の登場は、いっそうの盛り上がりを見せました。

風船の嵐こうして揃った船内ほぼ全てのスタッフ、乗組員、講師、エンターテイナー。
聞き覚えのあるピアノのメロディがステージから響くと水野久仁子MCがマイクを取ります。
「会場の皆様と、スタッフ全員と一緒に『見上げてごらん夜の星を』を歌いましょう」

見上げてごらん 夜の星を
小さな星の 小さな光りが
ささやかな幸せを うたってる

点々のライトに照らされた会場。
歌い終わるのと同時に、天井から小さな風船が流れ星のように客席に降り注ぎました。
それはまるで、会場全体からクラッカーが弾けたように盛大なフィナーレを演出してくれます。
2階席では立ち上がってその光景を楽しみ、1階席では久しぶりの風船で童心に返りました。

スタッフ全員より御礼こうして終わりを迎えたグランドフィナーレ。
総勢のスタッフが出口通路でお出迎え、その列は4階客室まで続いていました。
最後のひとりまでお見送りをすると、主要スタッフ全員がステージに戻ってまいりました。

キャプテン、講師、エンターテイナー、イベントスタッフ、ショップスタッフ、フロント・・・。
お客様と毎日のようにお会いしてきた私たちは、もう一度心を込めて感謝を申し上げます。
「このたびは、にっぽん丸2011年世界一周クルーズにご乗船頂きまして、誠にありがとうございました!」

写真・文 : 中村風詩人

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タイトル : ワインクラブ最終回

集合写真今航海から始まったワインクラブ、これまでも二度ご紹介してきました。
全12回で12本の名品を楽しむと銘打ってきましたが、本日で最終回となりました。
第12回目、最後のワインクラブの様子を本日はお伝えいたします。

ご参加いただいた方たちでの集合写真ならぬ酒豪写真を一枚。
お客様と陪食をさせて頂いたのは番留誠キャプテンと蘇武雄クルーズディレクター。
フルコースとワインを頂いた後の皆様、お顔がとてもいい色になっています。

最後のワインクラブにっぽん丸スープ、サラダ、魚料理に始まり、メインの料理は和牛サーロインステーキ。
レアに焼かれた柔らかいグリエ、和風だれの味付けは控えめに大根おろしで頂きます。
それに合わせたワインは、赤のパソ・ロブレス。シックなエチケットに色気を感じながらグラスを傾けます。

ワインクラブ風景料理をお楽しみ頂いた後は、紅茶かコーヒーで優雅なひとときを満喫。
各テーブル話題は「今までのベストワイン」についてで持ちきり。
私がご一緒した方は、意外にもインドの赤ワインが良かったそう。

「やっぱり全部もう一度楽しみたいからギフトセットで持ち帰ることにしたわ」
そうおっしゃるお客様は、なんとも満足げな表情。
オーダーすれば全12回分のワインがご自宅に届くサービスもご好評です。
ひと味ちがったディナータイムは、今航海の良い想い出になりましたでしょうか。

写真・文 : 中村風詩人

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タイトル : ハーモニカ演奏会

ハーモニカ演奏会「リピーターでも必ず泣いてしまう。自然と涙が流れてくるイベント」
そう聞いていましたので、演奏会にはハンカチを用意して行きました。

以前にも取り上げましたハーモニカ教室は、船内で毎日のように開かれている講座です。
ハーモニカを吹きながらパソコンを教えるとも言われる講師、
菊池秀之先生とこれまで練習してきた成果は全てこの日に試されます。

菊池先生「最後はこの曲を皆様にお届けしてお別れを申し上げたいと思います。聞いてください。”仰げば尊し”」
涙を堪える菊池秀之先生。その表情を遠くに見ながら涙腺が熱くなるのを感じます。
それでも凛として息を吹き続ける生徒たち。こみ上げてくる気持ちを耳で受け取ります。

ハーモニカ教室生徒一同「始めた時と比べて、本当に本当に成長しました。最初はドレミも吹けなかった方達が、
3ヶ月でこうして立派に演奏をしたことに驚き、感動しています。皆様、本当によく頑張りましたね。」

菊池秀之先生の言葉。ハーモニカの優しい音色。胸に響く声とメロディが会場を包みます。
月は昇るし日は沈む。毎日のように繰り返してきた積み重ねは、気づけば見えないほどの高さになっていました。
観客一同、ぬれたハンカチを手に心からの拍手を送ります。本当にありがとうございました!

写真・文 : 中村風詩人

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タイトル : 洋上餅つき大会

にっぽん丸持ちつき大会写真左上より時計回り:福元剛ゼネラルマネージャー、番留誠キャプテン、全体、浜田慎一郎機関長

にっぽん丸の餅つき大会が開催されました!
日本も間近、太平洋の照りつける太陽の下でドカンとお餅つき。

それ、番留誠キャプテンもよいしょー!
浜田慎一郎機関長もよいしょー!
福元剛ゼネラルマネージャーもよいしょー!

三人つきお客様もドッカン、ドッカン。名物三人づき!
杵が餅をつく音が胸の奥までリズミカルに響いてきます。
餅米がつきあがって粘り気を帯びてきました。

三人のテンポは乱れず、一定のタイミングで餅が臼の中で踊ります。
早く食べるのが待ち遠しい!とばかりに周りのお客様もウズウズ。

その後写真左より時計回り:高橋恵子先生、スタッフ柳健作&寿司職人和田順三、森田純子、荒川絵理子、杉浦祐子

つきあがったお餅は、スポーツバーのカウンターで立派な和菓子へと姿を変えます。
受け取った大きなお餅が伸ばされて、刻まれて、捏ねられるとひとつの玉になりました。
味付けは三種類。あんこ、きなこ、おろしの定番メニューです。

まもなくラウンジ海に持っていかれると、アフタヌーンティーの茶菓子に。
夏の太陽で汗を流し、潮風を身に浴びた後のこのひとときは格別。
つきたてのお餅はまだ少し温かく、とても柔らかい舌触り。
美味しいものを頬張ると会話に花が咲きますね!

皆様、本日は本当にお疲れ様でした!

写真・文 : 中村風詩人

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タイトル : ケイトオカ&みかんメインショー

けいとおか&みかんさん「えぇ!?おぉ!!」
静かな会場からお客様の大声が聞こえて来ました。
それもそのはず。木箱の中に入っていたケイトオカさんが、
なんとみかんさんに早変わりして出てきたのです!

ケイトオカさんのお得意は、イリュージョンマジック。
お客様が宙に浮いたり、カーテンに隠れると人が入れ替わっていたりと
大がかりな仕掛けのマジックで皆様を翻弄します。

ケイトオカさん「おかしいですねぇ。おかしいでしょ。でも、おかしいのがマジックですから」
ユニークな会話、冗談を交えながらも本格的なマジックをご披露してくださいました。

終盤にはケイトオカさんが小さくなってご登場。
幼稚園児のようなサイズで飛び跳ねたり新聞を読んだり、
楽器をひいている姿は、クールでありながらも愛嬌たっぷりです。

和のマジック2回目のメインショーで見せてくれたのは、今回初挑戦という和風マジック。
鉄の鎧に身を包んだケイトオカさんが、みかんさん扮する姫を助けるために奮闘。
時代劇を思わせる戦いのシーンは迫力満点。刃と刃のぶつかる音が場内に響きます。

ラストには会場のお客様も一体になって、固唾を呑んで見守ります。
笑いが絶えない60分にお客様は大興奮、あっという間に時間が過ぎてしまいました。
ケイトオカさん、みかんさん、本日はありがとうございました!

写真・文 : 中村風詩人

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タイトル : ラスト、にっぽん丸祭り!

オールスター最後のテーマナイト”ジャパニーズナイト”を締めくくるのは
にっぽん丸祭りと題した盛大な夏祭りでした。

今航海では2回ほど夏祭りがありましたが、今回は今まで以上に賑やかです。
立ち並ぶ夜店の数も多く、ビールや枝豆、ラムネも飛ぶように皆様の手に渡ります。
そしてやはりメインは盆踊り!三回目の正直、皆様の腕前や如何に。

にっぽん丸祭り盆踊り練習会や今までの本番で練習してきた東京音頭、炭坑節、花笠音頭。
そして何よりの盛り上がりを見せたのは我らが”にっぽん丸音頭”。

「にっぽん丸だよ、ドドンガドン!」
お客様とスタッフ全員で頭上に描いた円は、にっぽん丸の象徴です。
圧巻の光景、本当にこの日は皆様の笑顔が沢山見られました。

玉すだれ「本日は皆様も良くご存じのスペシャルイベントをご用意しています」
盆踊りが終わり、まもなく閉幕という中、司会進行の水野久仁子MCからアナウンスが入りました。

南京玉すだれ。
日本昔話をたどるような唄い言葉。それに合わせて“玉すだれ”が様々な表情を見せてくれます。
これまで1ヶ月の間、本日のお披露目を目指して練習を重ねてきた精鋭は7人のお客様たち。
晴れ舞台を前に臆することなく素晴らしい演技をご披露くださいました。

盆踊りに、南京玉すだれでいい汗をかきましたね!
皆様、本日は本当にお疲れ様でした!

写真・文 : 中村風詩人

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タイトル : 最後のテーマナイト、ジャパニーズナイト!

集合写真船内のスピーカーから祭り囃子が聞こえて来ました。
本日は最後のテーマナイト、ジャパニーズナイトです!

メインイベントには「にっぽん丸祭り」と題した夏祭りを控え、
エントランスには着物や浴衣、甚平などに身を包んだ方々が集まってきます。
航海図上にも横浜と神戸が見えて来ました、日本を間近に感じながらの思い出深い一夜です。

まぐろ祭りテーマナイトのもうひとつの楽しみは、やはりディナータイム。
本日はメインダイニング瑞穂にて、日本食のビュッフェでおもてなし。
ビュッフェと言っても、出来合いの料理を取るだけではありません。

煮込まれている鍋の中からおでんをすくったり、フルーツを目の前で切ってくれるサービスなど、
中でも一番人気だったのは「まぐろ寿司」。握ったその場から飛ぶように取られていきます。
握り担当は寿司職人和田順三さん、その弟子のジェリコさん達とで本格的な仕上がりです。

二人のCDダイニングの正面では、お祭り気分の二人を発見。
左からクルーズディレクターの永井と蘇武雄です。

永井は今航海ではシンガポールまで乗船していましたが覚えていますでしょうか。
ホノルルから再乗船をしてにっぽん丸に戻って参りました。
これからまた皆様のお相手をさせて頂きますので、よろしくお願いします!

写真・文 : 中村風詩人

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タイトル : 小島りち子&小松真知子&タンゴクリスタルメインショー

タンゴクリスタルperformer
小島りち子(mezzo soprano)
小松真知子(piano)
早川純(bandoneon)
沖増菜摘(violin)
田辺和弘(kontrabass)

か細い糸をたどるように繊細な小松真知子さんのピアノ。
不思議な魔物のように呼吸をするバンドネオン。
弦を跳ねる指先、それを追うヴァイオリンの弓。
海の底から聞こえてくるような重く低い音色のコントラバス。
そして、透き通った水のような小島りち子さんの声が耳に染み込んできます。

小島りち子さん一曲の中でテンポ良く変わる様々な表情。そのメロディは、出会いと別れを繰り返す人生のような響き。
アルゼンチンのタンゴ、大正音楽の”城ヶ島の雨”、あるいはパラグアイの名曲「あなたのいない夜」。
フォーマルの日、華やかな服装で聞いていた私たちは、姫になり王子になった気分でしょうか。

タンゴクリスタル会場から聞こえる拍手は、鳴り止むことなく続きます。
アンコールにお応えすると、拍手が歓喜の声に変わりました。

小松さんの指が鍵盤を叩くのと同時に、一斉に聞こえてきたオーケストラ。
会場の皆様も一体になるようにして身体でリズムを取りながら。
華やかで哀愁のある調べに身も心も引き込まれていきます。

小島りち子さん、小松真知子さん、タンゴクリスタルの皆様、本日はありがとうございました!

写真・文 : 中村風詩人

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