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タイトル : 第二の寄港地、チュークとにっぽん丸アイランド

午前6時、ちょうど朝日の時間にチューク諸島の環礁を抜けて目的地の港には8時に入港しました。聞き慣れないチュークという街、またミクロネシア連邦という国、日本から来るにはグアムから週3便就航している飛行機に乗らなくてはなりません。南国の原風景を色濃く残す島は、果たして皆さんの好奇心を満たしてくれるでしょうか。

今回にっぽん丸では無人島を一島貸し切りました。その名も「にっぽん丸アイランド」です。現地ではオローラ島と呼ばれている直径100mあまりの小さな島ですが、シュノーケリングや砂遊び、またもぎたてのバナナやココナッツを楽しむことも出来ます。お客様の中には本格的にウェットスーツを着た方や開放的なスタイルな方など、それぞれの南国を楽しんでいるご様子でした。

ところで、周りが全て海水に囲まれた小島に、なぜヤシの木などの植物が育つのでしょうか。実は「熱帯特有のスコールがあるから」生きていることが出来るのだそうです。定期的に大量の真水を得られる、というその土地柄だからこその自然の摂理を感じます。見上げれば風に揺れる緑の葉っぱ、この植物たちが気持ちよい木陰を作ってくれていました。

写真・文 : 中村風詩人

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タイトル : ココス島で過ごすアイランドタイム

グアムでは「南部観光とフルーツ農園」を巡るツアーに参加してきました。北部は訪ねたことがあるが南部は初めてというお客様のお声も多く、皆様とても楽しみにしていたようです。

フルーツ農園ではその日に収穫した果物を味わうことが出来ます。カラマンシーやアンバレラなど聞いたことないようなフルーツを食せるのも南国ならでは。お昼ご飯を前にしてバイキングなので食べ過ぎには注意です。

農園から30分ほど移動すると桟橋へ、鮮やかな瑠璃色をしたココス礁湖は「奇跡の青」とも唄われる美しさを持っています。島内での3時間近いフリータイムでは、シュノーケリングはもちろんハンモックやビーチチェアでゆったりとお過ごししている方もいらっしゃいました。初めての離島で皆様いっぱいに羽根を伸ばしているご様子でした。

写真・文 : 中村風詩人

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タイトル : あるぜんちな丸航海記

あるぜんちな丸に乗って移住をする人たちの映像が映し出されました。移住先から戻ってくるぶらじる丸とすれ違うのが最後の日本との別れだったそうです。みんなこの船に成功者として乗りたいという夢を持って乗船していました。思えば成功者と失敗者が同じ船に乗って戻ってくるというのは酷な話ですが、夢と希望を乗せた往路のあるぜんちな丸には知る由もありません。

インタビューの映像が流れてきました。船長室のパーティに招かれた移住花嫁たちが乗船した理由について語っているところでした。「私はごく平凡な家庭を築くより、冒険をしてみたかったの」という花嫁。既にこの頃から女性は強かったのだと思い知った映像は衝撃的でした。

本日は元NHKでディレクターをされていた相田洋先生による「あるぜんちな丸航海記録」についての講演でした。真剣な表情で始まりましたが、観客席からは終始笑い声が聞こえてくるほど、冗談を交えた楽しい講義です。にっぽん丸の前身となったあるぜんちな丸とぶらじる丸の接点、お客様達も興味津々のご様子でした。

写真・文 : 中村風詩人

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タイトル : はじめての寄港地、グアム

街角には島花のブーゲンビリアが咲き乱れ、ビーチ沿いではヤシジュースを飲みながら潮風を感じます。午後はゴルフやスキューバ、ホノルルに勝るとも劣らないアウトレットモール。あるいは海辺のバーベキューやスパなど遊び尽くすには1日ではとても足らないほどの楽しみが詰まった島です。

アメリカ合衆国の準州グアム、日本語が通じる事でも有名ですね。その人柄や気候の暖かさは、やはり南国というにふさわしいパラダイスムードが漂っています。本日は素敵な青空が迎えてくれました。はじめての寄港地、皆様もうご予定はお決まりでしょうか。

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タイトル : 鼎(かなえ)イントリウムメインショー

船内新聞には「伝統楽器とピアノでクラシカルなナンバーをお届けします」と書かれていましたが、なんとも想像が付きませんでした。それもそのはず、三味線やチャッパ(すり鉦)がピアノと混ざり合う音楽は他にはなかったからです。コンサートが始まった瞬間、共鳴した三つの楽器が絶妙な音色を繰り広げました。

会場にはチャッパの繊細な音色が響き亘りました。リズミカルに、けれども透明感のある音は、純粋に楽器の調べを届けてくれた気がします。聞いたことのあるリズムに、会場の皆様も自然と手が動いてしまいます。手拍子と重なる金属の和音が、染み込むようにホールにこだましていきます。

「日本の原風景といいましょうか。田んぼがあって森があって、そんな田舎でみたような景色を見た時に聞こえてくる曲を目指しました。聞いてください、ジパング」

懐かしいベルの音に鈴虫の羽音を思い出しました。それに続く三味線の音は稲穂が風に揺れているように心地よく吹き抜けていきます。ピアノは混ざり合うと光って浮かび上がる蛍を思わせる繊細な旋律を描いてくれます。いつか見た懐かしい景色が思い浮かぶような気がします。本日は鼎イントリウムが心地よい音楽とともに、船内に安らぐひとときを届けてくれました。

Performers
尾上秀樹(shamisen)
秀(percussion)
脇丸諄一(piano)

写真・文 : 中村風詩人

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タイトル : ポリネシアの人類学を学ぶ

「これから寄港する国々は、だいたい海風が気持ちよくて浜辺にいるといつの間にか眠くなってしまうようなところばかりです。私の講義と一緒ですね」そんなご挨拶から始まった片山一道先生のポリネシア人類学。聴講に訪れたお客様たちは既に片山先生の冗談で心地よい笑顔を見せています。

ポリネシアの講義、というのは今までもちろん参加したことがありません。地球の3分の2は海、というのは聞いたことがありますが、その海の半分が太平洋だとは知りませんでした。この南太平洋には聞いたことない沢山の独立国があること、あるいは島民が体中に入れ墨を入れている島があること。知らないことばかりの内容です。聞いたことの無い事が沢山詰まった未知の世界を、これから訪ねていくと思うと期待は高鳴るばかりです。

写真・文 : 中村風詩人

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タイトル : 神戸出航、そして南洋の楽園へ

着岸したメリケンパークには関西圏からのお客様がたくさんお泊まりになっていました。10時になるとにっぽん丸とホテルに連絡通路が渡され、まだかまだかと待ちわびたご様子のお客様がお目見え。横浜を出航して1日、にっぽん丸は神戸から乗船のお客様をお迎えしました。

乗船証を受け取ると皆様さっそく船内を色々見て回っているご様子。15時の出港時間を迎えると、4階のデッキには多くのお客様が並びました。「よい航海を!」と音に乗せ、水飛沫に乗せ、手振りに乗せ、にっぽん丸はたくさんの方々のお見送りを受けました。中には商船三井客船の社長の姿も・・・。

だんだんと神戸が小さくなってゆきます。見送る人が「あぁ、いっちゃった」と呟くように、見送られた私たちも「とうとう来たんだ」とこれから始まる45日間を想いながら呟きます。皆様いろいろな気持ちを胸に、それぞれの楽園探しの旅が始まろうとしています。

写真・文 : 中村風詩人

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タイトル : 南洋の楽園に向け、いざ出航!

大桟橋ターミナル2階には特設スペースが作られました。
乗船の方やお見送りの方々、中には「久しぶり」と握手を交わす船友の姿も。
ゲートに向かう後ろ姿は、ドキドキワクワク楽園への誘いです。

乗船予定のお客様全員が無事本船に乗り込みました。
ターミナルからは船出を祝って演奏や祝辞が聞こえてきました。
本船からは静かに通信長が敬礼のご挨拶でお返しです。

「向こう側まで届くかしら」
エイッと力一杯投げると対岸のお一人がナイスキャッチ。
船と陸は光の虹がかかったように輝いていました。
いざ、にっぽん丸南洋の楽園に向け出航です。

写真・文 : 中村風詩人

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タイトル : Opening~2012年南洋の楽園クルーズ

2012年5月8日、にっぽん丸は南洋の楽園クルーズの出航に向けて、横浜大桟橋ターミナルに停泊しています。昨年もこの場所から、にっぽん丸は世界一周クルーズに出発しました。既に1年も昔のことと思い返すと、その時間の流れる早さに改めて驚いてしまいます。今年も船内から、また各寄港地からこのクルーズレポートを皆様にお届けして参ります。どうぞ、よろしくお願いします。

写真・文 : 中村風詩人

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タイトル : ただいま、にっぽん。

横浜港へ「世界一周クルーズも残すところ、あと2時間となってしまいました」
午前8時、八点鐘の挨拶で番留誠キャプテンが言いました。

「八点鐘とは、操舵室にある鐘を八回鳴らすことです」
今クルーズの初日に番留キャプテンがそう説明してから、気づけば90日以上が過ぎていました。
その2時間後。7月10日の午前10時に、にっぽん丸は横浜港へ、翌日には神戸港へと入港いたしました。

おかえり!初めは長いと思うけど、終わってみたらあっという間、とは良く聞く意見ですが、
まさにその通りで、最後の一週間は来る別れを惜しむように、皆様互いにそう呟いていました。
あっという間と言えど、思い返せば本当に沢山の楽しかった出来事が蘇ってきます。

4月には、真下に出来た影やグリーンフラッシュに驚きました。
5月には、寄港地が続き、大きなパエリアや仮装をして盛り上がりました。
6月には、パナマ運河を抜けてメキシコやグアテマラという未知の世界を訪れました。
7月、つい一週間前に行われた餅つき大会さえ昔のことのように感じます。

前半に寄港したシンガポールや南アフリカは、今では遙か遠い昔の出来事のよう。
その頃に知り合ったお客様は、それこそ遙か昔から知り合いだったような気がしています。
見知らぬ人同士だった私たちですが、いつの間にか挨拶を交わし、雑談をして、船内イベントをご一緒するうちに
とても素晴らしい想い出を共有させて頂いたのだと、いま改めて実感しています。

海の上のステージ出会いと出会いと出会い。
長い人生の中でかけがいのない素晴らしい時間でした。
これほど濃密な時間は、今までもこれからもなかなか無いのではないでしょうか。
日本に戻ってきて、にっぽん丸で過ごした3ヶ月が夢だったようにさえ思えます。

これからいつものように朝がきて、いつものように夜がきて、
この大切な記憶が薄れていってしまわないようにと願いこの記事を書いています。
あの日に見た星空。あの日に見た太陽、雲、月を忘れないように。

虹のトンネル皆様、今回のクルーズはいかがでしたでしょうか。
大きな事故もなく、海も荒れることなく無事に戻って来られました。
とりわけ寄港地での天候にも恵まれたのは、非常に幸運でしたね!

最後にこの場を借りて、皆様に御礼を申し上げます。
本当に素敵なお客様ばかりでご一緒できた事を光栄に思っています。
皆様と一緒に笑った時間、にっぽん丸という空間で共に過ごした時間は人生の宝物です。
3ヶ月間おつかれさまでした、また本当にありがとうございました!
そして、いつかまたにっぽん丸で再会出来ますことを、乗組員一同楽しみにしております!

写真・文 : 中村風詩人

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